ごはんのお供といえばこれ!たくあんの秘密

日本人の心ともいえる食べ物『漬物』。
その歴史の始まりは、はるか昔、400年以上も前まで遡ります。
そして漬物にはいろいろな種類がありますが、今回は鮮やかな黄色と歯ごたえが特徴的な『たくあん』についてのお話をします♪
名前の由来
たくあんがなぜ、『たくあん』なのか、気になったことはありませんか?
たくあんの由来は諸説ありますが、ひとつに、江戸時代の『沢庵宗彭(たくあんそうほう)』という臨済宗の僧の名前からきたものだという説があります。
沢庵宗彭は東海寺というお寺の住職で、東海寺を建立したのは、徳川家三代目の徳川家光です。
沢庵和尚は話もうまく、多くの人々から慕われ、家光からの信頼も厚かったようです。
贅沢な食事に慣れ、質素な食事を久しく口にしていなかった家光ですが、あるとき沢庵和尚のもとを訪れ、そこで出された大根のぬか漬けの質素な味に感動しました。
ですが、ぬか漬けにこれといった名前がついていないことを知り、沢庵和尚の名前から『沢庵漬け』と命名したといわれています。
ほかにも、沢庵和尚自身が『たくあん漬け』を考案したからそう呼ばれた、沢庵和尚の墓石が漬物石に似ていた、大根のぬか漬けは保存が効く、ということから『貯え漬け』と呼ばれており、それが訛って『たくあん漬け』と呼ばれるようになった、などの名前の由来があります。
なぜ二切れで出されることが多いのか?
ところで、このたくあん、定食屋さんなどで"二切れ"で提供されることが多いですよね。じつはこの"二切れ"にも、きちんとした理由があったのです。
それは、たくあんが生まれた江戸時代、一切れは「人切れ」、三切れは「身切れ(=切腹)」、四切れは「世切れ、予切れ」となって縁起の悪い数字とされ、それを避けた結 果、"たくあんは二切れ"で提供されるようになったとされています。
現在でも、私たちはご祝儀やお香典のお札の枚数を気にするように、当時は今以上に縁起を担ぐ風習があったのですね。
しかし仏教の思想である「三宝=仏、法、僧」をもとに、関西では三切れで出されるところもあるようです。
おまけのようについているたくあんですが、添えられている数にも意味があるのだと知ると、興味深いですね♪
ごはんのお供に♪浅漬け梅風味
今回は、たくあんの原材料である大根を使って、簡単な浅漬けレシピを不二食品さんからご紹介いただきます!
キャベツやなすなど、ほかの野菜で試してみるのもおすすめです!
ごはんのお供に♪浅漬け梅風味

*レシピはこちら
レシピで使用した
不二食品『不二の梅こぶ茶』の詳細
こぶちゃ本舗
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