調味料の『さしすせそ』は入れる順番!?塩が2番目のワケを塩メーカーに聞いてみた!

料理の「さしすせそ」といえば、「さ(砂糖)」「し(塩)」「す(酢)」「せ(醤油)」「そ(味噌)」の5つの和食の基本となる調味料のことだということは、みなさんご存じかと思います。
そして、この「さしすせそ」の順番で、調味料を料理に加えていくとおいしくなる、とされています。
では、なぜこの順番なのか?なぜ、塩は砂糖のあとに加えるのか?と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、この順番の理由について、「は・か・た・の・しお♪」でお馴染みの、塩メーカー・伯方塩業さんへお聞きしました!
なぜ塩は砂糖のあとなの?
「最初に入れる砂糖は、分子が大きく、食材に味が染み込みにくいため、塩より先に加えるのがおすすめです。
次の順番の塩は、分子が小さく、食材に染み込みやすいため、砂糖の次に加えます。塩を先に加えてしまうと、より分子の大きな砂糖の甘みが、食材に入りにくくなるとされます」
まずは分子の大きな砂糖を加えて味をつけ、次に分子の小さな塩を加えて、塩味を付けるとともに、塩の特徴である“食材の水分を吸い取り、うま味を引き立たせていく”という理にかなった順番になっていたのですね。
そして塩に続く、酢・醬油・味噌は、酸味やコクをプラスする効果があるため、風味が飛ばないように後から加えるとよいとのこと。
ちなみに、「さしすせそ」に入っていない酒とみりんは、砂糖の前に入れることで効果を発揮すると教えてくださいました!
ソース文化とされる洋食にはない、和食ならではの「さしすせそ」。
この言葉は、単に語呂合わせからきただけではなく、その意味と順番はとても奥が深く、先人の知恵からできた、見事な言葉だったのです!
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塩キャラメルマフィン
今回は、「さしすせそ」の“しお” を使った、5ステップで簡単につくれるマフィンをご紹介します!
甘さと塩のアクセントで幸せを感じるスイーツです♪
※レシピ提供:伯方塩業株式会社、DM三井製糖株式会社
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